印材の種類別特徴(柘・つげ)
前回は印材の種類の中のあかねを紹介させて頂きました。
今回は柘(つげ)の印材としての特徴などをお伝えできたらと思います。
柘(つげ)
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特徴
柘(つげ)の印材としての特徴は天然木材の中で最も繊維が緻密で
耐久性に優れているため古くから美術品、工芸品で使われてきた
伝統的な素材でありその中でも唯一植林再生産されている薩摩柘
は柘の中でも間伐材を使用した最高級木製印材と言われています。
しかし近年、薩摩柘の植林が難しくなってきており、以前に比べ
生産量が少なくなり、とても貴重な印材となりつつあります。
印材として評価
耐久性 ★★★☆☆
捺印性 ★★★★☆
人気度 ★★★★☆
希少性 ★★★☆☆
全体的に高い評価の印材と言えます。
以前は希少性は高くはなかったのですが、最近では薩摩本柘に
限っては、特徴の部分でもお伝え致しますが、生産量が減ってきている
ことから、薩摩本柘の希少性は高まってきております。
見た目はあかねに似てはいますが、耐久性や捺印性は柘(つげ)の方が
繊維の緻密さがあるため評価は高めと言えます。
次回は動物材の代表。黒水牛をご紹介致します。
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特徴:
印鑑といえばこの書体といってもよいのが篆書体。
印鑑の中で最もポピュラーな書体であり、実は身近にある書体で日本銀行印発行のお札に捺されている書体となります。
形状は可読性が低く、偽造しにくい書体ですので
個人印、法人印共に「実印」にお勧めの書体です。
何を選んだらよいか決められないという場合はこちらの
篆書体を選べば間違いない書体ともいえるでしょう。
おすすめ印鑑タイプ:
法人印鑑(実印・銀行印・角印)
特徴:
篆書体をベースに中心から外に向かって力強い流れの線が特徴です。
上下左右斜めと八方に末広がる事から【八方篆書】とも呼ばれ、易学や風水で開運印相によく用いられる書体です。
また、枠に文字が接するため、最も欠けやすい枠が欠けにくい
という利点もございます。
但し、社名に英語が含まれている場合は英語の印相体文字が
本来は存在しないため、法人印鑑で英語表記の社名の場合は
別の書体での作成をおススメします。
おすすめ印鑑タイプ:
法人銀行印
特徴:
雅な味わいの墨溜りや欠け途切れが特徴です。
日本漢字を基に進化した印章用の書体で、可読性が非常に高くて
馴染みのある書体となっております。
大和古印の伝統を受け継いだ日本独自のものです。
おすすめ印鑑タイプ:
法人角印
特徴:
波打つ運筆で、横長の端正なバランスが特徴の書体となります。
身近な書体で、お札の【日本銀行券】【壱万円】の表記文字は
この隷書体が使用されています。
現代文字に見えますが、実は紀元前から続く歴史の古い書体で
文字によっては形状が異なる場合もあります。
おすすめ印鑑タイプ:
個人認め印
特徴:
日常あらゆるところで用いている馴染み深い標準書体。
可読性が高いことから、実印などにはあまり使われませんが
可読性が求められる、ハガキや名刺等の印刷物などでよく使用
されている書体です。
書道などでも基本となっている書体ですので、馴染み深い書体と
言えば楷書体となります。
おすすめ印鑑タイプ:
個人認め印
特徴:
筆のはこびが非常に美しくはねや払いの美しさが特徴です。
楷書体を崩して書きやすくした書体であり印象が優しいことから
女性に人気があります。
印鑑に使われることは正直少ないですが、見た目の美しさや趣のある
字を重視される方などにはおすすめです。
おすすめ印鑑タイプ:
個人認め印







